「税理士いらず」をご利用になるのに適している法人とは?
  「税理士いらず」は、複雑な取引のない小規模法人様を念頭に開発されました。
  しかし、複雑な取引といっても、どこからが複雑になるかという線引きがあいまいです。
  ここでは、どのような法人様であれば「税理士いらず」を安心してご利用になれるかという目安をご説明します。
  なお、ここでご説明している事柄は、あくまでも、一定の目安になりますので、具体的には体験版を実際にお試しに
  なってから、ご判断ください。
  また、以下のご説明では、税務申告知識にあまり詳しくない方を対象に、分かりやすさに重点をおいて
  ご説明していますので、一部、正確性に欠ける部分があることをご留意ください。
   一定の税務申告書記述知識をお持ちの方であれば、以下の目安にあてはまらなくても、
     申告書記述項目などを適便、修正することにより、ご利用になることもできます。
   具体的なケースについての導入方法については、導入ご相談事例集も合わせてご参考ください。
 ●「税理士いらず」をご利用になるためのチェック項目
  ● 資本金1億円以下で、事業所は1つだけ
  ● 税額控除は不要
  ● 複雑な申告調整がない
  ● 消費税は税込み経理で処理している
  ● その他の留意事項
  資本金1億円以下で、事業所は1つだけ
   「税理士いらず」は、複雑な取引のない小規模法人事業者を念頭に開発されました。
   資本金1億円以下の中小法人で、かつ、分割法人でないことをご利用の前提としています。
    分割法人 : この説明での分割法人とは、2箇所以上の都道府県または、市区町村に地方税申告書を提出すべき法人という
              意味であって、通常の場合は、期中に、他県または、他の市区町村に本店を移転したケースを想定しています。
              同一市区町村内の移転などの場合で、地方税第六号様式、第二十号様式の提出先が、各1箇所の自治体であれば、
              ご利用に問題はありません。
  税額控除は不要
   税額控除とは、二重課税を防止する観点からの所得税額控除や外国税額控除、政策的観点からの試験研究費の特別控除などのことで、
   これらは、計算された法人税額から減額することができます。
   しかし、「税理士いらず」は、複雑な計算をせずにカンタンに法人税申告書を作成する、という観点から、これらの税額控除には対応していません。
   一般的な小規模法人にとって、必ず関連性のあるのは、所得税額控除です。
   これは、簡単には、法人口座に入金された預金利息が、予め国税や地方税を天引き(所得税の源泉徴収)した金額であることから、
   この天引き分については、納付する税額から減額される、というものです。
   しかし、現在のような低金利時代には、小規模会社の口座に入金される預金利息は僅かな金額にしかならず、所得税額控除を適用したとしても、
   減額される税額は数10円から数100円程度というのが実情ですので、より簡易化された申告書の記述という観点から、このような税額控除には
   対応していません。
   なお、所得税額控除は、選択により申告調整できる事項ですので、この制度を使わないことは、何ら問題はありません。
  複雑な申告調整がない
   申告調整とは、確定決算書により算出された当期利益をベースとして、各種の損金不算入や損金算入などの処理を経て、法人税の算定基準
   となる所得金額を算出するための加算と減算です。
   たとえば、決算書上で費用として計上された法人税は、税務上は損金となりませんので、申告調整により、損金不算入処理(当期利益に加算)を
   して、所得金額を算出しなくてはなりません。
   法人の税務申告処理では、申告調整は別表四で、決算書の税引き後当期利益からスタートして、以下の算式で所得金額が算出されます。
      (税引き後)当期利益 + 加算項目 − 減算項目 = 所得金額
   この算式での加算項目の一例としては、たとえば、交際費の損金不算入額などがあり、減算項目の一例としては、繰越欠損金の当期控除額
   などがあります。
   「税理士いらず」では、一般的な小規模法人様が必要とする以下の申告調整項目(加算項目、減算項目)のみを限定的にサポートしています。
    損金不算入(当期利益に加算処理)
     ・当期決算で計上された法人税および地方税(法人税割、均等割)
      (損金経理を選択した場合は、当期中に納付した法人税および地方税)
     ・(納税充当金計上処理を選択した場合に)当期決算で計上された事業税(所得割)
     ・交際費の損金不算入
     ・寄附金の損金不算入
    損金算入(当期利益から減算処理)
     ・(納税充当金計上処理を選択した場合に)当期中に納付した前期事業税および当期事業税の中間納付
     ・繰越欠損金の控除
   上記以外の申告調整が必要な場合には、申告調整処理の最後の所得の算出フェーズで、別表四を直接、マニュアル修正することはできます。
  消費税は税込み経理で処理している
   消費税の経理処理には、「税抜き経理」と「税込み経理」があります。
   「税抜き経理」は、たとえば、課税売上の場合に、本来の売上高と、その消費税分について、別々の仕訳を作成します。
   「税込み経理」の場合は、「売上高+その消費税分」を売上高として計上します。
   旅費交通費などの費用についても同様です。
   多くの市販会計ソフトは、「税抜き経理」と「税込み経理」の両方をサポートしていますが、「税理士いらず」は、小規模法人を念頭に、
   あえて「税込み経理」のみのサポートとしました。
   ただし、消費税額については、1つ1つの仕訳毎の課税区分を参照して計算しますので、正確に計算されます。
   なお、前期まで税抜き経理を採用していて、当期から税込み経理に変更する場合は、導入ご相談事例集ページをご参考ください。
   消費税についても、新設法人(1期目)の場合は、最初から「税込み経理」を採用することになりますので、考慮する必要はありません。
  その他の留意事項
   その他に「税理士いらず」をご利用になるのに適している法人の要件としては、以下のような項目があります。
    ・1日あたりの仕訳数は500件以下で、1決算期あたりの仕訳数は10万件以下
    ・消費税の簡易課税事業者の場合、事業区分は1種類のみ
    ・償却すべき固定資産は、定額法、定率法、各50件以下(別表十六(一)、別表十六(二))
    ・利益の配当が発生しない
    ・期首日から期末日まで、本店の登記住所が変わってない(同一市区町村内の場合を除きます)

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