「税理士いらず」24年度版リリース対応項目
いつも「税理士いらず」をご利用いただきありがとうございます。
現在の「税理士いらず」の最新バージョンは、令和2年度版です。
「税理士いらず」令和2年度版のリリース案内については、令和2年度版リリースのご案内ページをご確認ください。
このページでは、お客様のご参考のために、「税理士いらず」24年度版のバージョンアップ対処項目の中で
令和2年度版でも継続して継承されている機能についてのご説明させていただきます。
 ●「税理士いらず」24年度版のバージョンアップ対処項目(令和2年度版での継承分)
  ■ 新規に機能追加される対応項目
  ● 法人税率の引下げ対応
  ● 製造原価報告書作成機能の追加
  ● 有形固定資産の直接法による減価償却処理の追加
  ● 納付仕訳生成オプションの追加
  ■ 既存機能が変更される項目
  ● 会社基本情報メニューのレイアウト変更
  ● 減価償却制度の改正に伴う200%定率法対応
  ● 欠損金繰越期間の変更対応
  ● 寄附金損金算入限度額の変更対応
  ● 消費税の95%ルールの見直し対応
  ● 試算表期首日の固定化
  ■ 24年度版より削除される項目
  ● OCR機能の削除
  ● 特殊支配同族会社対応機能の完全削除
  法人税率の引下げ対応
   24年4月1日以降開始事業年度からの 法人税の軽減税率の15%への引下げに対応しました。
  製造原価報告書作成機能の追加
   「税理士いらず」24年度版からは、既定の勘定科目として、従来の貸借科目、損益科目に加えて、
   製造原価科目が追加され、製造原価報告書作成機能が、新たに追加されます。
  有形固定資産の直接法による減価償却処理の追加
   23年度版までの「税理士いらず」では、有形固定資産の減価償却方法としては、間接法を採用していましたが、
   24年度版からは、お客様の選択によって、直接法での減価償却処理も可能となります。
  納付仕訳生成オプションの追加
   23年度版までの「税理士いらず」では、期末の申告調整処理で、当期中に納付した前期分の税金の納付仕訳を
   自動生成する際に、相手科目が現金固定となっていましたが、24年度版からは、お客様の選択によって、
   現金以外の預金科目を指定できるようになります。
  会社基本情報メニューのレイアウト変更
   会社基本情報メニューのレイアウトが、若干、変更され、会社情報登録時に、郵便番号電話番号事業種目なども、
   一括して設定し、これらの情報が、すべての申告書様式に連動記載されるようになります。
   また、これまでは、税率や均等割額を変更設定する際には、申告調整処理の「当期納税額と税率の設定」ダイアログで
   変更設定する必要がありましたが、会社基本情報メニューでも、税率や均等割額の確認と変更ができるようになります。
  減価償却制度の改正に伴う200%定率法対応
   減価償却方法として、定率法が選択されている場合に、24年4月1日以降に、新規購入される減価償却資産については、
   定額法の2倍の償却率で、減価償却処理が行われます。
   なお、この定率法償却率の変更に関しては、暫定措置として、24年4月1日以前開始事業年度分については、
   従来の定額法の2.5倍の償却率で減価償却することもできますので、お客様自身が定率法減価償却の償却率を
   マニュアル変更できるように、対処されます。
  欠損金繰越期間の変更対応
   欠損金繰越期間が、現状の7年から9年に変更されるのに伴い、環境設定メニューでの欠損金繰越期間の設定を
   廃止し、前期の法人税別表七(一)の登録情報のみを引用して、当期の欠損金控除額を算出するようになります。
  寄附金損金算入限度額の変更対応
   24年4月1日以降開始事業年度については、寄附金の損金算入限度額の計算方法が変更されるため、
   この税制改正に対応します。
  消費税の95%ルールの見直し対応
   24年4月1日以降開始事業年度については、消費税の95%ルールの見直しにより、課税売上高5億円超の場合は、
   課税売上割合が95%以上であっても、控除対象仕入税額の計算を全額控除方式で算出できなくなります。
   この税制改正に伴い、一括比例配分方式もしくは、個別対応方式で計算するために、消費税申告書を
   マニュアル記載されるお客様が増加することが予想されるため、会社基本情報にて、「課税区分:免税」と設定した場合には、
   すべての消費税申告書様式がマニュアル記載可能となり、その結果、算出された消費税額を、別途、お客様自身が、
   決算仕訳として追加できるように対応されます。
  試算表期首日の固定化
   「決算書作成」ダイアログの試算期間の設定で、集計開始日については、会計期間の期首日に固定化されます。
   会計期間の途中からの集計を確認する場合には、合計残高試算表メニューをご利用ください。
  OCR機能の削除
   OCR機能については、これまでに実施した、お客様アンケートの結果および、お客様サポート対応などにより、
   ご利用されているお客様が、ごく僅かであることが分かっており、今後、開発リソースを他の機能改善等に
   注力するために、24年度版からは、OCR関連機能については、すべて、削除させていただくことになりました。
   お客様のご理解の程、お願い申し上げます。
  特殊支配同族会社対応機能の完全削除
   特殊支配同族会社税制については、22年度税制で廃止されましたので、22年度版からは、この機能は原則的には
   削除されていますが、今回の24年度版からは、21年度様式もサポート範囲外となりましたので、この機能については、
   完全削除されます。
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