キー項目メニューは、頻繁に使われる仕訳の借方/貸方科目をセットで扱ったり、OCR認識処理で利用するためのメニューです。
|
「税理士いらず」で、キー項目の役割は2つあります。
|
|
1) 頻繁に使われる仕訳の科目を分かりやすい日常用語で登録しておくことによって、仕訳を作成するときに
|
借方/貸方科目を意識せずに仕訳入力することができます。
|
たとえば、交通費などは、通常、相手科目が現金になりますので、キー項目メニューで、
|
キー項目名 借方勘定科目 貸方勘定科目 既定摘要文字列
|
電車 旅費交通費 現金 電車賃
|
と登録しておけば、マニュアル入力メニューで仕訳入力するときに、電車というキー項目を選択するだけで、
|
21/09/25 旅費交通費/現金 1,000 電車賃
|
のような仕訳が生成されるため、日付と金額だけ入力すれば、借方科目、貸方科目、摘要文字列は、
|
予め登録されたキー項目の情報が引用され、入力の手間を大幅に省くことができます。
|
|
2) OCR認識処理をご利用の場合は、キー項目を必ず利用する必要があります。
|
「税理士いらず」のOCR入力の仕組みは、預金通帳や出納帳の摘要欄などに記載された文字列と登録されたキー項目名との
|
一致を検索して、該当する預金通帳などの行毎に、借方/貸方科目を割り付けて、仕訳を自動生成するためです。
|
たとえば、預金通帳のOCR認識で、通帳の記載内容が、
|
年-月-日 摘要 お支払金額 お預り金額 差引残高
|
21-09-25 振替 5,000* ガス料金 123,561*
|
のような表示の場合、ガス料金というキー項目名を
|
キー項目名 借方勘定科目 貸方勘定科目 既定摘要文字列
|
ガス料金 水道光熱費 普通預金 ガス料金振替
|
のように定義しておけば、通帳に記載されている「ガス料金」という文字列との一致を検索して、
|
21/09/25 水道光熱費/普通預金 5,000 ガス料金振替
|
という仕訳を自動生成します。
|
|
キー項目をご利用の場合に、留意すべき点は、2点あります。
|
・キー項目をご利用になれば、仕訳の借方/貸方科目を意識する必要はありませんが、新たにキー項目を登録する場合には、
|
借方/貸方科目を正しく登録できなくてはなりません。
|
キー項目の仕組みは、あくまでも、仕訳入力の手間を省くためですので、お客様自身が借方/貸方科目を分からなくても
|
使いこなせるというものではありません。
|
キー項目メニューには、既定の設定として、いくつかのキー項目が登録されていますが、これらは、ご利用のためのサンプルですので、
|
お客様のお取引実態に合わせて修正、追加してご利用ください。
|
・キー項目の役割は、仕訳が生成されるまでの一時的なキーワードのようなものなので、仕訳が生成された時点では、
|
仕訳の中にキー項目名は設定されません。
|
したがって、必要であれば、キー項目登録時に、適切な既定摘要文字列を登録しておいてください。
|
|
関連情報:
|
オンラインヘルプ -> 3−3−1 キー項目
|
オンラインヘルプ -> 3−4−2 マニュアル入力
|
よくある質問 -> 5−3 キー項目とは、何ですか?
|
よくある質問 -> 5−7 キーデータファイルとは何ですか? |